もうどう犬の訓練と仕事

盲導犬になるための犬達の訓練の様子、そして実際に盲導犬と一緒に生活している人の話を聞く会に行った。
実家でパピーウォーカー(盲導犬を目指す犬を一年間育てる)をやって、今もその関係の犬を飼っている。
パピーウォーカーの家庭での一年間の生活を終えた犬は、訓練士の元で訓練を始めます。
訓練士の人達はとても優しくて、訓練の最初はおもちゃで遊んで楽しくさせて(パピーウォーカーの家庭でも犬と楽しく遊んで人間と遊ぶと楽しいということを教えてくださいと言われる)、途中から徐々におもちゃの遊びからのグラデーションな感じで「ヒール(人の横につく)」とかの実務に役立つ技などを覚えさせるから、犬はこれは遊んでるのかな?みたいな感じに楽しみながらそれをやるようになるという印象でした。
犬に厳しく教え込むんじゃなくて、人間と歩くのは楽しいと思わせるようにするとのことだった。
盲導犬と一緒に生活している人は、杖だけで生活している時とは天と地の差があると言っていて、犬と一緒に旅行したりしていると話していた。
盲導犬の訓練士の人(みんな明るくてかわいらしく、犬に対して優しい)が犬と接する様子を見たりすると盲導犬は幸せそうだなと思う。
一部では盲導犬にまつわる心ない出来事もあるかもしれないけど、わたしは盲導犬のように調教されたい。
犬は言葉はわからないけど、人間の声色からその状況が心地いいものか悪いものかを読み取ることはできると思う。
実家で誰かがケンカすると、犬は静かになって様子を見ていた。
犬の訓練士の人は優しさのなかに凛とした聡明さを含めたような声で犬と接しているので、犬は楽しいと思う。
わたしも仕事を一件こなすたびに深田恭子の声で「よくできたね~!」と言われたら嬉しくて今自分がやってることが仕事なんだかなんなんだかよくわからなくなると思う。
人間社会にもそういう仕組みがあればいいのに。