被害妄想と佐久間宣行さんのラジオに出ていたキングコング

このあいだ、佐久間宣行さん(テレビ東京のプロデューサー)のラジオを聞いていたらキングコングが出ていた。

特に何も思わず聞いていたら、ボケの梶原の被害妄想(僕はあの時あのスタッフから嫌われていた、嫌われていると感じさせたスタッフが悪い、等)がひどく、あまりに暗くネガティブで、それをボケにするようなフリを投げる西野も面白すぎて笑ってしまった。

わたしは最近ネガティブで被害妄想が強くなっていて(このラジオを聞くまで自分が感じている辛さを被害妄想だとも思えなくて、被害妄想の可能性をわずかに残した現実としてまともに受け止めていた)、心の中で浮遊しながら少しずつ下に下がっていく精神の核をながめて、どこまで落ちていくんだろう…そして果てはどこなんだろう…と思っていた。

暗いしメンヘラだしヤバいけど、まだ自分を見失って完全に戻ってこれないような状態にはなったことがないので、そうなったら怖い。

前回こういう気分になったのは妹の結婚式の前日で、たった一人の妹の結婚式を明日に控えた姉、という気分ではなかった。

当日は会場の前で(そんな気分にはとてもなれないから結婚式には出ないで、ここですずめをながめて帰ろう…)と思ったけど、その時のわたしは元気がないものの、気の迷いという不確かなものでとった行動により失うものが多すぎると判断できた(そして失わなかったものを使って幸せになれる未来はまだあるという希望も捨てていなかった)ので、ちゃんと参加して、少し元気になった。

今回はすごく暗い気分で誕生日を迎えたけど、会社の親しい人達が祝ってくれてプレゼントをくれて、嬉しくて元気が出た。

そうやって少しずつ元気が出ていたところに冒頭のラジオを聞いて、梶原がどん底の時に感じていたという気持ちや人から嫌われていると感じる時の思考回路があまりにわたしと同じで、でも客観的に聞いていると(そして周りで聞いている佐久間さんと西野の反応を見ていると)「あはは笑」という感じだった。

梶原の被害妄想の話だけだったら「わかるw」くらいだったかもしれないけど、西野のことが嫌いではない佐久間さんが「西野の嫌いだったところ」として話していたのが「人が多い東京タワーでロケがあって、芸能人がいる!と騒ぎになったら困るからロケバスから出るなと言ったのに、気づいたら西野が東京タワーの下でウクレレを弾いていて騒ぎになっていた」とか「西野がマラソンにハマっていた時、ロケバスで移動するところを西野が走って移動していた」というエピソードだった。

わたしは被害妄想を捨てきれないと思うけど(思春期に筋肉少女帯を聴いていたせい)、心の中に西野のマインドを置いておこう…と思った。

人の笑顔を見ても(作り笑い25%の失笑75%だな)と思ったり、「ペンを雑に置いたってことはわたしへの苛立ちの現れだ」と思ったりしていた気分がかなり晴れた。

高井さん大丈夫かな…と心配されている知人の方がいらっしゃいましたら、Amazonスティックをくださったらかなり元気が出ると思います。