スカートの新しいアルバムの感覚的な感想

スカートの曲を聴いていると、いつもスカートの曲を聴いている時の気持ちになる。
小さい頃に日曜日の午後、なにもすることがないし面白いテレビもやってなくて、一人で家でただぽつんといる時の空気に感じる感じ(退屈とは違う)。
悲しいとかそういう気持ちになる時は辛い時が多くて嫌だけど、スカートの曲を聴いていると、自分の中にある感情の中で、嬉しいとか楽しいとかそういう感情以外もこんなに情熱を帯びた美しいものだったんだなと思える。
社会で生きていると邪魔にもなるけど人間に必要だし絶対にある、自分の中の鈍くなった心の一部が刺激されて生き生きしてる感じ。
音楽のことは詳しくないけど、ところどころにきらきらとしたもの(シマダボーイさんのシャララ…っていうやつとか、佐藤優介さんのキーボードの音もきれいで好き)が散りばめられた絵みたいで好き。
初めてライブで見た時、最高だ!!!と思うと同時に、なんでこの人達は一緒にバンドやることになったんだろうと思って(かなり失礼)なんか全然違う人達って感じなのに一つの最高なことを成し遂げてる感じも大好き。
あと、聴いていて生まれるこの気持ちはなんだろう…と理解したくて歌詞カードの文字をなぞりながら聴いても言葉の意味をはっきり理解することはできなくて、でもちゃんと何かが感じられて、そういう感じも好き。
今、スカートの音楽が好きって思ってるのと同じ熱量で会社行きたくないって思ってるけど、人の気持ちなんて他人にはわからないから、実はみんなわたしよりずっと行きたくないと思ってるかもしれない。