ラジオと留年

高校生の頃から伊集院光のラジオを聞き始め、そこからちょこちょこ他のラジオも聞くようになって、途中で全然聞かなくなったりしながら最近またたまに聞いている。
高校生の頃は伊集院光の話すことが面白すぎて(今も面白いけど)、家族でごはんを食べてる時、伊集院光がラジオで話してたことを「伊集院がね…」と友達の話かのように聞かせていた。
高校一年生の初めてのテストで、高校をナメてかかって全然勉強しなかったら数学が4点、化学が13点とかそれくらいしか取れなくて、留年しそうになった。
中学の頃はまあ苦手な科目も平均点くらいは取れてたし、得意な科目もあったので、なんとなく勉強しなくていい気になっていた。
留年という仕組みを知らなかったのでテキトーにテストを受けたらそんな有り様で、親が学校に呼ばれてしまった。
放課後、学年のバカとその親がひとつの教室に集められ、一組ずつ呼ばれていくというシステムで注意を受けた。
夜になると(留年したらどうしよう…)という恐怖で眠れなくて、そんな時は伊集院光のラジオを聞いて元気を出していたので、しばらくすると伊集院光の声を聞くだけで安心するようになった。
今もなんとなく眠れないなーと思ったので伊集院光のラジオを聞いている。
高校生の時に留年しそうで不安だったことを思い出すと笑いながらバカだったなって思うから、今不安に思ってることとかも、何年か経ったらバカだなって思えるのだろうか。
伊集院光のラジオを聞いても笑えなかった時、ラジオが面白くなくなったんだとは思わなくて、自分がうつ病になってしまったんだと思った。