完全犯罪

最近、栄養のことを考えている。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維というものがあって、それのバランスが2:1だかその逆だと腸内環境がいい感じになるとかそんな感じで、どんな食べ物に食物繊維が多く含まれてるんだろうと思ったら、なんか色々あったけど(切り干し大根とか)レタスはさっぱりだった。
レタスといえばキングオブ食物繊維という雰囲気を出しているくせに、驚くほど栄養がなかった。
人類はレタスにだまされている。
昔「買ってはいけない」という本があって、それに桃の天然水(清涼飲料水)が体に悪いとか悪口が書いてあったけど、桃の天然水などという体に悪いに決まっているものを糾弾している暇があったらレタスの罪を暴いて欲しかった。
買ってはいけない」編集部が必死に桃の天然水の悪いところを探しているあいだも、レタスは涼しい顔で食物繊維豊富ヅラをしていて、それに気づく者もいなかったのだと思うと社会派気取りの買ってはいけない編集部があわれに思えてくる。
そして今もレタスは大した栄養もないくせにサラダ界の重要キャラとして堂々とした態度でいる。
レタスの完全犯罪は続いている。
それが許される日本とは…
でもレタス農家の方はすごく頑張っているんだろうなと思うし、生春巻のライスペーパーの代わりにレタスを使うとおいしいしヘルシー。
わたしが怒っているのはレタスにではなく、レタスには食物繊維が多いと思い込み、真実を自分で確かめようとしなかった自分自身に対してなのかもしれない…